越後十日町小嶋屋について
へぎそばの歴史
小嶋屋創業の地
へぎそばが誕生したのは、小嶋屋の創業の地である魚沼地方。「十日町絣」や「明石縮」などが有名で、古くから織物の産地として栄えていた街です。かつて織物を糊付けするために使用していた布海苔(ふのり)という海藻を、そばのつなぎとして練り込んだことがへぎそばのはじまりと言われています。「へぎ」と呼ばれる木の器に盛って食べることから、「へぎそば」と呼ばれるようになりました。私たちは、昔ながらの製法を現在でも守り続けながら、魚沼地方の歴史や文化を発信しています。
越後十日町 小嶋屋の
3つのこだわり
01つるつる食感の決め手は青森県産の布海苔
へぎそばの魅力は、海藻・布海苔をつなぎにすることで生まれる「のど越しの良さ」。小麦粉や山芋などをつなぎにしたそばに比べ、つるつるとなめらかな食感に仕上がります。布海苔は、全国でも有数の産地として知られる青森県産を使用。とろとろになるまでじっくりと煮溶かし、そばに練り込みます。上質な布海苔を使うことでうどんのようなコシが生まれ、独特の歯触りと風味を楽しめます。
02石臼挽きにより、そばの風味を最大限に活かす
私たちは、北海道産の玄そばを仕入れて自家製粉しています。製粉する際にそばの風味が飛んでしまわないよう、熱が発生しにくい「石臼挽き」で行います。そばは、そば殻を含んだ全粒粉とそば殻を取り除いた更科粉の2種類に製粉。そばの風味と布海苔の風味をどちらも味わえるように、2種類のそば粉をバランス良くブレンドしています。
03つゆにまでこだわるのが、本当に美味しいそば屋
そばはもちろんのこと、そばの美味しさを引き立てる「つゆ」にもこだわっています。香りの良い「本鰹」と旨味のある「宗田鰹」という2種類のかつお節をはじめ、現地に足を運んで厳選した国産食材を惜しみなく使用。中でもかつお節は、カツオの解体から節作りまで一貫製造している工場から直接取り寄せています。そばとつゆを一緒に食べることで生まれるハーモニーをお楽しみください。